歯石を除去するときは、超音波の機械を使って行いますが、歯石や汚れを振動させて取り除く機械ですので、歯を削っているわけではありません。

振動が過敏に感じるかたは、気軽に言ってください。強さを調節したり、お掃除と同時にでる水をお湯に変えることにより、刺激が軽減され、安心してクリーニングできます。

ＰＭＴＣとは、『Proffesional Mechanical Tooth Cleaning』略です。

ペーストをしちょうし、歯の表面や根元の部分を磨き上げ、さらに歯と歯の間も細い器具を使い汚れを丁寧に取っていきます。主にバイオフィルムという細菌の膜を除去することにより、むし歯や歯周病を予防していきます。

ＰＭＴＣのあとは、歯がツルツルになります。とても気持ちよくすっきりします。この感覚を覚えてもらい、清潔できれいな状態に興味をもってもらいます。

細菌が集団で塊となって歯にこびりついているもので、周りをグリコカリックスと呼ばれる菌体外重合体で覆われています。そのため、抗菌剤が効きにくく、通常の歯磨きではなかなか落ちません。お口のクリーニングでは、超音波の機械やＰＭＴＣで、バイオフィルムを取り除き、お薬を歯周ポケットに届かせることにより、バイオフィルムが再形成されるのを遅らせていき、歯ぐきの健康を維持します。

むし歯でなくても、歯が冷たい水でしみることがあります。よく言われる知覚過敏というものです。主に経年的に、歯ぐきが下がってくると、歯の表面のエナメル質で覆われていないところが露出し、そこに冷たい刺激がくるとしみることが多いです。

そんな時当院では、しみ止めのお薬を塗ったり、しみ止めの歯磨き粉をおすすめしています。しかし、完全にしみを防ぐことは難しく、これから抑えられないしみとは付き合っていかなくてはいけません。

また、咬み合わせの力が強い人、咬み合わせに負担がかかりやすい人、夜歯ぎしりくいしばしがある人などは、歯がしみやすい傾向があります。咬み合わせのコントロールが必要になることがあります。