一本でも多くの歯を保つためには、力のコントロールと炎症のコントロールが重要です。

力のコントロールとは、咬み合わせを良くすることです。部分的な歯だけに力の負担が集中していたり、歯ぎしりや食いしばりの力による影響が大きかったりすると、歯の寿命が短くなる原因になります。咬み合わせをしっかりと安定させ、個々の歯に対する負担を軽減させてあげることが大切になります。

炎症のコントロールとは、歯ぐきの状態を健全に保つことです。健全な歯ぐきとは、色はピンク色で引き締まっており、歯磨きをしてもなかなか出血はしてきません。炎症が起きている状態で、不適切な力の負担がかかりますと歯周病の進行を早めてグラグラしてきやすくなります。ひとりひとりに合った歯ブラシを習得して、お口の衛生状態を高めましょう。